今から話すことは、私がとあるプロジェクトのメンバーになった時に一番最初に教えてもらったことです。
それまで全くInstagramを触ったことがなかったので、完全に知識ゼロからのスタートでした。
Instagramでは何ができて、何が大事なのか。
これからInstagramを始めてみようと思っている方や、今まで何となくアカウントを運用してきた方の参考に少しでもなれば嬉しいです。
Instagramは「1アカウント1テーマ」
Instagramで一番大切なのは「世界観」です。
どういうテーマで、どう一貫させるか。
編集能力とアイデアにかかっています。
ショーケースにお気に入りのケーキを並べて、自分好みのお店をつくっていくようなイメージです。
1つのアカウントでいくつものテーマを取り扱ってしまうと、プロフィールページに表示される「今までの投稿」の統一感が失われ、世界観が崩れます。
Instagramは、Twitter以上に「自分のアカウントがどう見えるか(どう見えているか)」を気にかけましょう。
いきなり本番の投稿をするのではなく、テスト用の非公開アカウントを別で作り、最初の12回分の投稿を作って見え方を確認してからアカウント運用を始めることをおススメします。
Instagramを構成するもの
- 継続して投稿できる仕組みにする
- フォント、余白、色、大きさを厳密に
- テイスト、テーマ、世界観をとにかく大切に
- ペルソナを一人練り込む
- 集合したイメージを想像
- カルーセル(2枚目以降)に何を載せるか
- 世界が一線を画し独自になっているか
1つの投稿は1冊の冊子。
巻ごとに仕様を変えない。
タイムライン(フィード)に流れてきた時に「あのアカウントの投稿だな」とわかるのがベストです。
どうしても複数のテーマを扱いたい場合は、せめて1枚目の画像のトンマナ(トーン&マナー、見た目、加工のしかた)を揃えましょう。
世界観が大事なため「画像をどう作り込むか」はとても重要なのですが、あまりに時間がかかるやり方だと継続して投稿することが難しくなってしまうと思います。
続けられなければ本末転倒なので、例えばスマホで簡単に画像加工や文字入れをできるようなアプリを使うなど、自分がどれぐらいなら無理なく続けられるかを考えましょう。
画像について詳しくはこちらの記事で👇✨
- キャプション=写真に添えられた説明文
- 「続きを見る」以降が押したくなるように設計する(2行目を読みたくなるように1行目を書く)
- 長文でも、ファンになれば意外と読んでくれる
Instagramといえば画像というイメージですが、2200文字書けるキャプションを侮ってはいけません。
ターゲットとなる人間(ペルソナ)を一人明確につくり、その人に向けてキャプションを書きます。
その人はどこに住んでいて、何をしている人か。行動パターンは?休日は何をしている?好きな雑誌は?よく使うSNSは?何に悩んでいて何を知りたいと思っている?
ペルソナが言語化できていない悩みを。欲望を。
インサイト(人を動かす隠れた心理)を設計する。
キャプションが書けないという人は、ペルソナの設定が甘いのです。
ここは文章の書き方と「どんな人をターゲットにしてるの?」(マーケティング)「どうして人間はそれをやってしまうの?」(行動経済学などの心理学)の話になるので、そういう関連の書籍や記事を読むのが良いと思います。
キャプションについて詳しくはこちらの記事で👇✨
- 企業なら30個フル、個人なら10〜20個が多い
- SEOの検索されるキーワードを選定
- ビッグ、ミドル、スモール、独自タグをバランスよく
基本的に、Instagramではハッシュタグで検索をして投稿にたどり着きます。ここを頑張らないと伸びません。
投稿内容と世界観はちゃんと練られているのにイマイチ人に見られていないしフォロワーも増えない……という場合は、まずハッシュタグとプロフィールを見直してみましょう。
ハッシュタグの詳細はこちらの記事で👇✨
- なんのために
- 何を
- どのように
- 誰に向けて
伝えているのかを明確に書きましょう。
このアカウントをフォローするとどうなるのか。
また、写真は大きくわかりやすく。
プロフィールは、ターゲットにより流行り廃りがあります。ちょくちょくマイナーチェンジしましょう。
私には、正直「良いプロフィール」というのがわからないので「これです!」という例を提示できないのですが(箇条書きが良いと書いてある記事が多い気がする)、成功しているアカウントを5つぐらい見て共通項を見つけ、型とすると良いそうです。
そのアカウントをいいなと思った人が見る、フォロワーとのコミュニケーションの場です。
Instagramのなかで一番遊べるところ。
ある程度ファンになってから見るものなので、見てくれた人にだけする「ここだけの話」で親近感をもってもらえたり、24時間しか公開されないことによる「今だけ」感(リアルタイム性)があったりします。
ストーリーズはめちゃくちゃ機能があるのでやれることが多いのですが、「それをやることによって(見てくれた人に)どう思われるか」を頭において、どの機能を使って何を伝えるかを考えましょう。
Instagramの流れとしては、次のとおりです。
(1)まずペルソナを練り込む
(2)通常投稿(フィード投稿)をする
(3)ストーリーズでさらにファンになってもらう
また、ストーリーズではリポスト(他の人のフィード投稿をシェアする)ができます。Twitterでいうところのリツイートや引用リツイートです。
これも、自分のアカウントに興味を持ってくれている人との交流になります。
特に企業公式アカウントやお店とかだと「いいね」や「リポスト」をしてくれる(見てくれている)ことを嬉しく感じる人が一定数いるのと、自分で自分を紹介するよりも何倍も強力な口コミ(お客さまの声)になるので、「ありがとう」の言葉や気持ちを添えてシェアすると良いでしょう。
ストーリーズのわかりやすい活用事例はこちら👇✨
ストーリーズの各機能の使い方はこちら👇✨
- プロフィールの補完
- コンテンツを見せられる
ストーリーズの活用事例の記事にハイライトについてもあわせて書かれているので、そちらをご参照ください。
最初にプロフィール画面を開いた時(ファーストビュー)に見える5つを何にするか、何を一番左にするか、並べる順番が大切です。
その時々で「一番見せたい情報は何か」を考え、定期的に見直しましょう。
ハイライトの中のストーリーズが結構古いものになっているアカウントをよく見かけるので、情報が古くなってしまったものがないかも定期的に見直すと良いと思います。
あと、ハイライトの中身が多過ぎると、後ろの方は見る気がしないです。
90秒までのショート動画を投稿できる機能です。
今Instagramが一番使ってほしい機能のため、新規ユーザーに投稿を見つけてもらいやすくなっています。
リールが登場すると同時にストーリーズにハッシュタグをつけても検索結果画に載らなくなったので
リール:まだ自分のアカウントを知らない人向け
ストーリーズ:すでに自分をフォローしてくれている人向け
という用途の違いが明確になってきました。
動画に苦手意識がある人でも、静止画像とスタンプと音楽で「ストーリーズの延長線上」みたいな感じでつくることができます。
慣れてきたら動画にチャレンジしたら良いと思うので、ぜひ気楽に投稿してみてくださいね!
リールについて詳しくはこちら👇✨
投稿の頻度と時間
【投稿の頻度】
毎日でなくてもいい。
自分が実現可能な定期的なスケジュールで。
【投稿の時間】
見てくれる人がたくさんログインしている時間帯
この理由はInstagramのアルゴリズム(ユーザーがフィードをスクロールする際に表示される投稿の順序を決定する計算式)が関係しています。
アルゴリズムは「ゲームの攻略本」みたいなものです。
最新のInstagramのアルゴリズムについては、こちらに詳しく書かれています👇✨
[2023年最新版]Instagramのアルゴリズムと戦略を徹底解説
投稿時間について詳しくはこちらの記事で👇✨
軽率に始めてみてほしい
ここまで全部読んでしまうと「始める前に考えないといけないことがあり過ぎてめんどくせえ……!」ってなりませんか?
私は、イマイチ個人で発信したいことが無いのでテーマが決まらず、なかなか個人のアカウントを始めることができませんでした(笑)
そして、次は最初の12投稿のデザインが決まらず作り直しの日々……/(^q^)\
でも、これらの「大事なこと」は頭の片隅に置いておきつつ、一旦軽率にInstagramを始めてみてほしいのです。理由は3つ。
- ストーリーズがめちゃくちゃ楽しい
- 好きなものに囲まれてパラダイス
- やってみないとわからない
Instagramは「自分の好きなもの」(推し)を発信したり情報を集めたりする場です。
InstagramのAIが優秀なので、自分が好きなものに「いいね」を押しているだけで「これも好きでしょう?」と関連の情報をどんどん集めてきてくれて、画面が好きなもので埋まります。
ストーリーズはちまっとした画像を作ったりするのが好きな人ならめちゃくちゃ楽しい。ずっと作り続けていられるレベルです。
さらに、投票、質問、クイズなどで遊べます。
24時間で消えてしまう気軽さもいい。
この楽しさはやってみないとわからないので、ぜひ体験してみてくださいね。
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