キャプション(画像の説明、Instagramでは本文)を書くときに大切なことはいくつかあるのですが、「投稿を継続する」ということを考えたときに一番立ちはだかる壁が
「文章がうまくなったら投稿する」
(まだ出せるクオリティじゃないから世に出さない)
という考え方だと思うのです。
これは文章だけでなく全ての“発信”に言えるのですが、世に出さなかったら一生クオリティは上がらないので、やらない理由を探すのはもうやめて今すぐ始めてください。
そもそも、“うまい文章”って何でしょうか?
少なくとも「美しい文章だったら人(の心)が動く」わけではありません。
誤字脱字が多かったり「てにをは」が間違っていても、書いた人の熱い想いが伝わってきた……そんな経験はないでしょうか?
伝えたいことがより伝わるように順番を並べかえる。読みやすいように表記を整える。そういうことを意識した文章の方が読みやすいのは確かです。
そうした技術は、必要ならば書きながら学べばいいのです。
文章術について私から伝えられることはないので、あくまでInstagramでキャプションを書くときに意識しておいた方が良いポイントを3つ挙げておきます。
「続きを読む」を押されないと話にならない
フィード(タイムライン)に投稿が表示されるとき、キャプションが表示されるのは冒頭から20〜40文字程度です。続きの文章は「続きを読む」をタップしないと読まれることはありません。
最初の20文字に命をかけましょう。
ここでひとつ注意点があります。
2行目を改行にすると、表示される文字数が減ります。
おはようございます!
今日の日替わりランチは○○○○○です!!
こういう書き方をしてしまうと、フィードで表示されるのは次の文章だけです。
おはようございます!…続きを読む
ある程度親しい人や「このあとに絶対欲しい情報が書いてあるから……!」という確信を持てるほど(今までの投稿で)関係性を築けている相手なら「続きを読む」をタップするでしょう。
そこまでの関係性ではなかったり、画像(写真)がそこまで目を引くものではなかった場合、表示されたキャプションがそれだけだとどうでしょうか?
気に留めてもらえる可能性がだいぶ減ってしまう気がします。
一番伝えたいことを1行目に書いてください。
たまに見かけるのですが、1行目と2行目を両方とも改行代わりの「.」(ドット)にされている方がいらっしゃいます。この場合、フィードにはキャプションが何も表示されず「続きを読む」だけになります。
「何も表示させたくないから敢えてやっている」ならもちろん問題ありません。
ただ、そうではなく「全文表示された時の見た目の美しさを考えてやっている」なら、「そもそも全文は相手に表示されない」という前提を意識した方が良いと思います。
ちなみに、見た目にこだわるなら「.」(ドット)ではなく「改行くん」というアプリを使うことをオススメします。
見てくれる人の導線を意識する
日記を書くためにSNSを利用されている方は、ここから先は読まなくて大丈夫です。
あなたは、何のためにInstagramのキャプションを書くのですか?
読んだあと(投稿を見たあと)何をしてほしいのでしょうか?
読んだあとの出口がないと、その投稿を読んで終わりです。
見てくれる人がどこから自分の投稿にたどり着いてどこに行くのか、一連の行動をデザインしましょう。
- 投稿時に「場所を追加」しましょう
- お店の場所、営業時間、定休日、おススメメニューの値段をキャプションに書きましょう。
★お店のアカウントがInstagramにある場合は
- 投稿時、画像に「タグ付け」しましょう
- 本文中でもメンションしましょう(メンション=「@ユーザー名」を書く)
「お店に行きたい」「お店のことをもっと知りたい」と思ったときに、いちいち投稿の一番上に戻ってもらって場所を押してもらうのではなく、すぐに飛べる位置にリンク元(メンション)があることが誘導につながります。
また「場所を追加」は侮れません。
実は「検索画面」→「場所」で表示された投稿からの流入は結構あります。
※インサイトの「インプレッション数」の内訳のうち「地域」の数字が「場所」から投稿を表示してくれた数です。
大切なのはお店に行かない理由をつぶすことです。
「何がわからないから不安なの?」を丁寧に1つずつ解消してあげましょう。
- 投稿からプロフィールページに誘導しましょう
キャプションの最後にこういうのを見かけたことはないでしょうか?
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大阪の美味しいスパイスカレーを食べ歩いてます🍛✨
他のお店はこちら👉@pepe_of_curry
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これがあることによって、投稿(キャプション)の一番上まで戻ってもらわなくても、最後まで読み終わった位置からプロフィールページに飛んでもらえるようにしているのです。
- プロフィールの「ウェブサイト」にブログや他のSNSのアドレスを登録しましょう。
- プロフィールの最後の行に、リンク先ページ(見てほしいサイト)の簡単な説明を書き「▼」「↓」などで視線がそこに行くよう工夫しましょう。
- 投稿からプロフィールページに誘導しましょう。
その他に、外部サイトに誘導する方法としてストーリーズに外部サイトへのリンクを貼ることができます。
ポエムになっていないか
正直、日記やポエムでも読みたいなと思えるのは「書いた人自身に興味がある」ときではないでしょうか。
個人的な見解ですが、読みたくなる他人の文章というのは
- めちゃくちゃ役に立つ
- めちゃくちゃ好きを極めてる
の、どちらかのような気がします。
特にInstagramは「好き!」を発信して自分が好きな情報に塗れて過ごすパラダイスだと思っているので、万人受けする内容や文章を書く必要はありません。一人に刺さればいいんです(万人に向けて書いた文章は誰にも刺さらない)。
中途半端な自分語りをしてしまっていないか、見直してみるといいと思います。
まとめ
(1)とりあえず投稿しようぜ!
(2)最初に一番大事なことを書こうぜ!
(3)読んだあとどこに行ってほしいか考えようぜ!
▼ハッシュタグの選び方はこちら👇✨
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